特定非営利活動法人
国際生命科学研究機構

特定非営利活動法人 国際生命科学研究機構(ILSI Japan)は1981年に設立され、ILSIの一員として世界的な活動の一翼を担うとともに、日本独自の問題にも積極的に取り組んでいます。

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Project PAN: プロジェクト パン
  Physical Activity and Nutrition
 
身体活動と栄養
概要と目的
多くの国々において、近年、平均寿命の延長と少子化の影響により、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率) はますます高まっています。先進国において、高齢化率が7% から14%に達するのに一世紀を要した国もある一方、途上国では、数十年で高齢化が進むと予想されており、高齢化社会への早急な対応の必要性に迫られています (1)

日本は特に高齢化のスピードが速く、世界でも例を見ない速さで高齢化が進んでいます。例えば、1970年に7%だった高齢化率は、1994年に倍の水準の14%を超え、2007年には3倍の21.5%となり、「超高齢社会」と称されるようになりました (2)

厚生労働省は、日本の高齢化の現状に対応するため、高齢者が要介護状態に陥らず元気に過ごし、介護保険費用の削減することを目的とした介護予防事業を施策として打ち出しました。また、2006年の介護保険法の改正により、介護予防の重要性が強調され、一般高齢者及び二次予防事業対象者向けに、各自治体がさまざまな介護予防事業を行うようになりました。さらに一般高齢者を対象に、自治体が高齢者の介護予防ボランティアを育成することを奨励しています。

ILSIでは、Project PAN (Physical Activity and Nutrition)の枠組みの中で、1990年中頃にアメリカの子供の肥満削減を目的にTAKE10!の活動を開始しました。この活動に連動し、日本の状況を検討した結果、運動と食習慣の改善の必要があるリスク者は、中高年者と高齢者であることが確認されました。そこで、ILSI Japan CHPでは、2001年から健康な高齢期を迎えるため、科学的根拠に基づいた運動と栄養を組み合わせた2つのプログラムを開発しています。1つは、働き盛りの人々の肥満をはじめとする生活習慣病を予防するためのプログラム「LiSM10!®」で、もう1つは、寝たきりを予防し、元気な高齢期を過ごすためのプログラム「TAKE10!®」です。

「TAKE10!®」は高齢者の方々の"元気で長生き"を支援し、介護予防を目的としたプログラムです。「TAKE10!®」の大きな特徴としては、1) 運動と栄養を組み合わせて、無理せずに習慣づけることに焦点を置いていること、2) 導入コストが低く、一般高齢者及び二次予防事業対象者の両方に適用できること、3) 指導マニュアル等のツールも完備しているので、自治体の介護予防事業、介護予防ボランティアの育成に活用しやすいこと、などが挙げられます。
 
参照        
1
WHO 2011, Global health and aging      
2
平成23年版 高齢社会白書
 

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(2012年6月)

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